精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~

   新時代の日本のあらゆる分野において、「精神的ジャパニーズドリーム」を起こしてゆくための根本理念を提示します。

「新時代の志士によせて」

「新時代の志士によせて」(10)   天川貴之

新時代の革命を担う志士達よ、時期は到来したのである。あなた方が、すべからく自己の真なる生命そのものである理念の使命に目覚める時期が来たのである。 大いなる理念の志を持て。そして、自己の理念の志に常に敬虔な尊敬の念を払い、常にこれを高め、純化…

「新時代の志士によせて」(9)   天川貴之

故に、行動の天才であればある程に、哲学の天才、思想の天才、学問の天才の門を数多く叩いて、積極的に師弟の礼をとり、学んでいっていただきたいのである。 理念上の師を求めることは、理念の志士にとって崇高なる義務である。これは最高の美徳なのである。…

「新時代の志士によせて」(8)   天川貴之

最後に、新しき理念的志士道精神において挙げておきたい精神理念は、寛く高い思想性である。 志とは、そもそも特定の思想を実現せんとして派生してくるものであるが、それが狭さとなって顕れることがよくある。 そして、志故に排他的になり、信念と情熱故に…

「新時代の志士によせて」(7)   天川貴之

さらに、理念的志士道精神にとって、大切な眼目は、圧倒的なる仁の心と平静なる心である。 ともすれば、古来より武士道の伝統は、武にはやるあまり、修羅の如く怒りの心に染まりやすい傾向があったといえるが、これは、武士道そのものの中に隙をつくっている…

「新時代の志士によせて」(6)   天川貴之

また、理念に対する絶対の信頼に基づいた志があれば、いかに地上的な逆境に置かれようとも、いかに地上的なる困難が現れようとも、いかに金銭や、名誉や、地位などが変転してゆこうとも、いかに時流が移りかわってゆこうとも、その志は確固不動にして、決し…

「新時代の志士によせて」(5)   天川貴之

古来の武士道においては、勇気や情熱というものは、決死の覚悟から生ずるものであるとされることが多かったが、これは、逆の意味で、肉体に対して執着しているともいえるのである。 肉体的な生に執われることも執着ならば、肉体的な死に執われることもまた執…

「新時代の志士によせて」(4)   天川貴之

そのための理念的志士道精神について、その新しき精神理念をいくつか述べてゆきたい。それは、過去の大和の武士道精神に汲みとりながらも、その中にあるいくつかの理念を改善し、理念的に昇華せんとしたものである。 まず初めに、理念的自己を肯定する精神が…

「新時代の志士によせて」(3)   天川貴之

現代という思想環境は、吉田松陰の如き大志と、至誠と、熱情を有した二十代の若者や、彼に共鳴して明治維新を断行した若者達を生み出し、育てるだけのものがあるであろうか。 決して自己の精神の不甲斐なさを外なる環境の責任に帰するべきではないが、最も純…

 「新時代の志士によせて」(2)   天川貴之

現代社会においては、非常に個人主義が堕落している傾向があり、個人主義の悪い面がかなり露呈してきているといえる。 本来、一人一人の主体性の確立と己の個性に見合った幸福を追求してゆくことは非常に尊いことであるが、あまりにも己の自我我欲に生きて、…

「新時代の志士によせて」(1)   天川貴之

新時代の理念ありといえども、それを実際に行動に移し、実現してゆかんとする理念の志士がいなければ、決して「理念の革命」が成就することはないのである。 日本古来の伝統に三種の神器を尊ぶ伝統があるが、この中には非常にバランスのとれた理念があると言…