「新時代の起業家によせて」(6)
無限の可能性は前途に洋々と開けているというのに、その可能性を自ら閉じてしまっているとは、何と残念なことではないか。
本来、この地球よりも大きい未知なる夢の可能性が与えられているのに、その億分の一の夢もかいまみることも、また実現することもなく、一生を終えてしまうということは、本当に残念なことである。
新時代の起業家達よ、あなた方こそ、新しき時代を飾るにふさわしい、スケールの大きな人生の冒険者であれ。
あなた方が明るい希望を抱いた程度に応じて、時代は光明に満ち満ちてくるであろう。
たとえ、周りが暗い話に満ちているようにみえたとしても、そのようなことは、あなたの心の内なる永遠の世界には、何らの関係もないのである。
あなた方が無限に明るい未来を創造してゆくのは、まさしく主体的なる自由であり、真に光満ちる夢を抱き、その大いなる理想を実現せんとする新しき起業家達が数多く出現してゆけば、このような夜の闇の中からこそ、新時代の夜明けを告げる太陽を昇らせてゆくことができるのである。
日の出ずる国、日本のジャパニーズドリームは、必ずや、その中より新しき、独自の、太陽の時代を築いてゆくのである。
(おわり)