「新時代の発明家によせて」(5) 天川貴之
人類はいつの時代においても、新たなる独自のものを発明し、創造してきたのである。
ならば、新しき時代の夢を実現させんとする時、ただ単に過去の発明を受け身の形で継承し、その恩恵に浴しているのみではいけない。
遅れてくる時代の人々のためにも、新しい時代に必要な独自の文化・文明を創造し、人類の可能性の扉を一段と押し広げ、人類を発展させてゆくことに貢献しなくてはならない。
限りない発展、限りないイノベーションの中には、最高の幸福、最高の悦びがある。
あの大木が年々に成長してゆくように、我々人類も、発明という原動力によって無限に成長してゆかなければならない。
大いなる神の御元を目指して、より高く、より広く、より深く成長してゆかなければならない。
新時代への転換期である現代は、人類にとって、まさしく飛躍的なる成長期である。
このような成長期に、最大限に人類社会が伸びてゆくためにも、新しき時代へと人類を誘う、進化の英雄である大発明家の出現を、強く強く期待し、切望する。
(おわり)