「新時代の志士によせて」(10) 天川貴之
新時代の革命を担う志士達よ、時期は到来したのである。あなた方が、すべからく自己の真なる生命そのものである理念の使命に目覚める時期が来たのである。
大いなる理念の志を持て。そして、自己の理念の志に常に敬虔な尊敬の念を払い、常にこれを高め、純化してゆくことに精進せよ。
孟子の云われた「至誠にして動かざるものは未だ之れ有らざるなり。」とは、普遍の真理である。
あなた方が大いなる理念の志を掲げ、自己の内に眠っている永遠普遍なる至誠をもって、時代を駆け抜けてゆかんとされる時、人々の心も、天の心も、真に深く深く揺り動かしてゆくことが出来るのである。
かかる真なる理念の生命に目覚めた志士達が、己が理念の志士道精神を最高に発現して初めて、新しき回天の事業、「理念の革命」は成就するのである。
新時代の志士達よ、すべからく新時代の熱い熱い息吹となって、理念の時代を駆け抜けてゆけ。
(おわり)
by 天川貴之