精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~

   新時代の日本のあらゆる分野において、「精神的ジャパニーズドリーム」を起こしてゆくための根本理念を提示します。

「新時代のスポーツマンによせて」(1)  天川貴之

 

 スポーツの中にも理念があり、哲学はあるのである。

 スポーツにおける「真」の理念とは、勝利の法則を探究することであり、その中には精神的要素も大きいといえるのである。

 また、「善」の理念とは、スポーツマンとしてのモラルであり、礼節であり、倫理である。

 そして、「美」の理念とは、スポーツをする過程で生ずる技の完成美である。

 そして、比類なき業績を残したスポーツマンは、例外なしに、自らの信条、自らの哲学を持っているものなのである。

 何故なら、人間は、あくまでも精神的存在であり、かかる精神的支柱なしには、勝負という厳しい競争の世界を勝ち抜いてゆくことは出来ないからである。

 各分野で超一流の選手というものは、例外なく強靱な精神力の持ち主なのである。何故なら、練習の継続とは、まさしく修行そのものであり、相当の克己心なしには、継続することは出来ないからである。

 まさに、プロのスポーツマンの自己管理の厳しさは、宗教界の禅の修行僧以上のものもあると言えよう。

 何故それ程までに厳しい自己鍛練の道を歩むことが出来るのかといえば、やはり、そこに相当の精神的信条があり、信念があるからであると言えるのである。

(つづく)

 

 

 

 

 

  by 天川貴之

(JDR総合研究所・代表)