「新時代の心理学者によせて」
かの明治維新にしても、日本の集合的無意識が動き出したからこそ、地上の人々が、同時に、数多く、あたかも突き動かされるような形で、国家を動かしていったのである。 吉田松陰や坂本龍馬などは、誰よりも日本の集合的無意識の動きを敏感に感じとられて、自…
さらには、ユングは、人類の共通な「集合的無意識」が存在することを述べておられるが、これを日本にあてはめて考えると、「日本の無意識」ということになるし、地球であてはめて考えてみると、「地球の無意識」ということになるし、宇宙であてはめて考えて…
さらに、心の神秘について、新しき心理学への提言を述べておくと、現代の心理学では幼児体験のみを重視する傾向があるが、仏教でいう所のカルマの思想の如く、本来、人間を無意識に突き動かしているものは、過去世の経験であったり、さらには、霊界の経験で…
しかしながら、「理念の革命」を標傍する立場からいえば、高次なる無意識に到達することをこそ目標にしなければならないし、かかる高次なる「理念」を中心とする「理念心理学」をこそ、新時代の心理学の中心に据えてゆかなくてはならない。 従って、心の内奥…
心の世界とは広大無辺である。それはあの三次元大宇宙よりも広大なる世界が一人の人間の心の奥に潜在しているといえるのである。 近現代において注目されている所の「無意識」の領域には、宗教でいう所の霊界や実在界も含まれているのである。 例えば、高尚…