精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~

   新時代の日本のあらゆる分野において、「精神的ジャパニーズドリーム」を起こしてゆくための根本理念を提示します。

『新時代の哲学者によせて』(3)  天川貴之

 

 あなたは、内なる理念を真なる自己の拠り所として生きてゆくことだ。一刻一刻を理念の光で照らしながら歩んでゆくことだ。

  真なる哲学者というものは、本当はいつの時代でも一握りである。けれども、だからこそ、その大きな使命を自覚しなければならない。

 あなたの眼を通して、多くの人々に、理念を照らし、見せてあげなくてはならない。夢幻の如き現象の世界にのみ生きる人たちに、本当のより確実なる世界があることを知らせてあげなくてはならない。

 あなたの眼によって観ることが許されている限りのものを観、真実を真実として、勇気をもって呈示してあげなくてはならない。

 自己の良心に忠実に、あなたにとって真実であるところの理念を、現象という暗闇の中に輝く一つの星のように見せてさしあげなくてはならない。

  人類の歴史をふり返ってみれば、いつの時代にも、確かに光を掲げる哲人は存在したのである。

 そして、そのような哲人達によって掲げられた所の真なる理念は、数百年、数千年にわたって世界を照らしつづけ、世の迷妄から、多くの人々の魂を誘ってきたのである。

  哲学者とは、本当は真理を愛するものであると同時に、真理をもって人々を愛し、世界を愛し、神を愛するものなのである。

 哲学者とは、本当の意味で、世の光であり、一見、夢想人間にみえる彼らこそ、本当の真実を知り、本当の真実のもとに人々を救い、世界を変えてゆける存在なのである。

 

(つづく)