精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~

   新時代の日本のあらゆる分野において、「精神的ジャパニーズドリーム」を起こしてゆくための根本理念を提示します。

「新時代の科学者によせて」(2)   天川貴之

 

 私達は、時として、孤独感にさいなまれ、自分が個として生きていることを嘆くこともあるが、実は、いついかなる時も、一つの個でありながら、無数の法則に支えられて存在していることが自覚出来れば、これもまた、目に見えぬ、常なる大愛であるということがわかるのである。

 神とは法則でもある。法則とは、神の心であり、神の意志であり、神の存在形態である。

 故に、神は、法則として万物の源たりえるのであり、しかもまた、神は、法則として万物を貫き、万物に内在されているのである。

 その意味で、法則を探究する科学は、神を探究する宗教と一致するものである。

 科学者の立場で合理的でないから、宗教を信じないという立場をとられる人があるが、宗教の示す教えと、この三次元の現象が、共に真に神から出た神の心に基づくものであるならば、必ずそこに法則性があり、合理的であるはずなのである。

 それが一見、非合理に見えるのは、宗教の示す教えと三次元の現象を共に説明しきれる程に、未だ現在の科学的なる法則の解明が到達していないからでしかない。

 神の理性をもってすれば合理的なものも、未だ未発達な人間の理性をもってすれば非合理に見えることもあるのである。

 よって、真に科学が発展して、それによって、人間の理性的認識力が発展してゆけば、自ずから、宗教と科学の壁は解消されてゆくはずなのである。

 

(つづく)