精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~

   新時代の日本のあらゆる分野において、「精神的ジャパニーズドリーム」を起こしてゆくための根本理念を提示します。

「新時代の科学者によせて」(1)   天川貴之

 

 科学とは、未知なる世界、神秘の世界の「法則」を知ることにその本質がある。

 科学は、私達に、世界が、人間が、そして大自然が、すべて、偶然に生じたものではなく、整然とした因果の法則のもとに、合理的に合目的に創られていることを教えてくれる。

 しかし、その法則の一つたりとも、私達が人為的に創造したものはない。

 私達が存在する以前より法則はあり、私達が存在しなくなったとしても、なお存在しつづけるのである。

 そして、私達が生きている一瞬一瞬もまたこの法則の中にあり、あたかも、完全に偉大なる法則に抱きかかえられるようにして、私達人間は生かされているのである。

 確かに、法則というものは、目にも見えず、耳にも聞こえないものではあるが、それは、すべての中にあり、すべてを支えており、ある意味で、すべてのすべてであるといえる。

 ありとしあらゆるものは、すべて、法則によって現われているのであり、そのような意味において、すべてのものは、法則を表現しているものでもあるのだ。

 このように、法則とは、限りなく透明で、限りなく無我で、その存在を主張しないようでいて、その実、万象万物に生命を与え、万象万物を生かし育んでいるのである。

 何ものも法則なしには存在することすら出来ないし、動くことも、思うことも、また、成長してゆくことも出来ない。

 

(つづく)