精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~

   新時代の日本のあらゆる分野において、「精神的ジャパニーズドリーム」を起こしてゆくための根本理念を提示します。

「新時代の芸術家によせて」

「新時代の芸術家によせて」(8)   天川貴之

ルソーが『エミール』の冒頭で「万物を創る者の手を離れる時、全てのものは善いものであるが、人間の手に移ると全てが悪くなる。」と述べられたように、我々は、多かれ少なかれ、大自然の一部として、大自然を模倣して芸術を創造しようとするが、自らの心が…

「新時代の芸術家によせて」(7)   天川貴之

このように、大自然はある時は真理の書として、またある時は美学の書として、我々の前に、奥深い精神に裏づけられた芸術を、無限に、また、無償で展開して下さっているのである。 しかし、大自然がいくら我々の前に崇高なる芸術を展開して下さっていたとして…

「新時代の芸術家によせて」(6)   天川貴之

他に蝉の一生をとってみても、七年もの間地中にあり、地上に出て一週間だけの生命を完成した美としてはばたかせることは一見かわいそうにも思え、何故に、自然は、一週間だけ地中にいて、七年間大空を飛翔させてやらないのかと感ずることもあるが、よくよく…

「新時代の芸術家によせて」(5)   天川貴之

偉大なる芸術作品には、すべて偉大なる精神の裏づけがあるものだが、同じく、大自然の川や湖や海などの大芸術の背後には、人間をはるかに超越しながら、なおかつ、人間達を暖かく育み、導かんとする偉大なる精神が存在するのである。 故に、真に偉大なる芸術…

「新時代の芸術家によせて」(4)   天川貴之

かの老子は、大自然の水の中に至上の徳を見出され、そこに、無我なる愛の姿、万物と調和する姿、限りなく謙虚な姿を看取されたのであり、同じような教えを数多くの聖人が水より学びとっておられるのである。これもまた、地球という大生命の崇高なる精神の一…

「新時代の芸術家によせて」(3)   天川貴之

地球という大生命は、我々には大きすぎてその全体像をつかむことが出来ない。 しかし、多様なる生物の一つ一つは、地球の生命の顕れの一つであり、地球の創った一つの芸術作品なのである。 あらゆる芸術家はその作品において己が精神を語ろうとするが、地球…

「新時代の芸術家によせて」(2)   天川貴之

春には春にしかない独特の美しさがあり、春の雰囲気は、あたかも優しく暖かく悦びに溢れた音楽のように大自然に響き渡り、その音楽に合わせるかのように、草木や花々は春の絵画をもって身を装い、悦びと希望に満ちた躍動を彫刻として表現している。 それは大…

「新時代の芸術家によせて」(1)   天川貴之

大自然のありとしあらゆる存在は、すべて神の芸術作品である。 どのような偉大な人間の芸術的営為をもはるかに超越したものに我々は囲まれ、それを当然のことのように受け入れて生きている。 しかし、それらをよくよく芸術作品として観察してみると、たとえ…