「新時代の科学者によせて」（７） 天川貴之

　科学が心の世界を真に解明し、精神世界を真に解明せんとする時、人類は、新しき時代、新しき文明を迎える。

　人類は、理性的に真に無限なる世界に目覚め、自己の無限の可能性に目覚めることが出来るのである。

　宗教が科学となり、科学が宗教となる時、人類は限りなく崇高なる自覚に目覚め、真に崇高なる文明を創ってゆく。

　人間性は最高度に輝き、すべての人類のためになりながら、かつ、すべての大自然のためになり、そして、すべての世界に一貫して流れる神の法則を最大限に尊重した新しき人類文明を創出してゆくことが出来るのである。

　人類の霊的夜明けは、真なる科学者によってもたらされねばならない。

　そして、科学者が高らかに精神の時代の到来を告げ知らせる時期、そこに限りなく完成度の高い心の文明、精神の文明が生まれてゆくのである。

（おわり）